ゴー宣DOJO

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トッキー
2013.4.18 01:42ゴー宣道場

よしりんと道場生(アンケート)の対話・その1

ゴー宣道場
『体罰って何だろう?』
よしりん師範と
道場生(アンケート)の
対話をお届けします!

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体罰をテーマにした
35回「ゴー宣道場」が
414日、開催された。


隔月開催になって、
門弟や一般参加者の
熱意は衰えるどころか、
溜まりに溜まったエネルギーを
開放するように元気が良かった。


寄せてくれた
アンケートに回答します。

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◆冒頭に小林師範の話された雅子妃殿下に対して暴言を吐く者の
 話が、体罰に対する権威の話へとつながるのかと非常に
 興味深く思い納得した。明文化した法を持ち込むことは
 権威が失われた、余裕や遊びのない、教育の自殺であるという
 高森師範の言葉通りだと思った。

(埼玉県・41歳男性・会社員)

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権威の崩壊は日本中で進んでいる問題で、
自称保守派もそれに加担してるからね。

だから彼らは「革新ホシュ」であり、
実は「左翼」なんだ。


いずれ思想区分のことは、
スペシャル本を作ってでも、
普及させる必要があるかもしれないな。

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◆体罰を肯定、否定の2分論としてではなく、TPOまで含めて
 議論されていてよかったです。物事を複雑に緻密に考えるのが
 道場のよいところです。単純な考えに陥らずに、もう一度
 体罰について自分なりに考えてみようと思います。

(千葉県・35歳男性・司法書士補助者)

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×方式でマニュアル化
できない問題について
議論してるんだからね。

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◆先生や他の人の意見を聞く事によって
 モヤモヤしていた自分の考えがくっきりしてきた。
 それによって最初の考えが変わった。

 答えのないことを考え続ける事が自分の成長につながる
 と思いました。参加させて頂き、ありがとうございました。

(広島県・31歳男性・ホテルフロント)

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よくわかってる!

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◆“体罰”について、場所においてや年代、時代で考え方が
 違ってくることがよくわかり、とても良い機会でした。

 一つ言える事は、しかられたことのない人は、
 社会に出ると逆境に耐えられないという事です。
 社会は誰も自分を守ってくれません。
 自分で道を切り拓く厳しい場なのです。
 それを教えてくれるのが、家庭であり、
 学校なのではないでしょうか。

(神奈川県・39歳女性・会社員)

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社会の不条理さを
家庭で学習する
という効果はあるかも。

わしはそうだったかもしれない。

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◆父親にゲンコツされた時のことを思い出しながらききました。
 高森先生の「体罰はショックを与えている」というのに
 深く納得しました。私も痛いというよりはビックリして
 泣いていたような気がします。軽い気持ちでしたことが、
 本当はとてもいけないことなのだ、とその時はじめて
 わかったと思います。学校での体罰は反対ですが、
 家庭でのしつけは必要なので、体罰は少しならいいのか
 と思います。ただ断言はできないです。

(埼玉県・31歳女性・看護師、兼学生)

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善悪の判断が
出来ない時期ってあるからね。


それを教育されないまま育つと、
ネトウヨが出来上がるんだろう。

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◆小林師範のように激しい体罰を受けていながら、
 原因を覚えていないというのでは効果がなかったのでは
 ないでしょうか。しかもそういった体罰を受けたのは
 一度や二度でないなら、こりていなかったということですよね。

(東京都・50歳女性・作業療法士)

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子育てをした門弟の意見では、
男の子は「上書き機能」があるそうで、
悪さをしでもすぐ忘れて、
別の遊びに夢中になるそうです。

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◆「権威と体罰が反比例する」というのはとても腑に落ちる
 お話でした。父親に権威があるのは母親が権威づけている
 と思いますし、先生に権威がある(あった)のは、
 親や地域が権威づけている(いた)からだと思います。
 権威の形成には本人だけではどうにかするのが難しい
 第三者の関与する面も多分にあり、
 そこが解決しづらい点と感じます。

(東京都・37歳女性・会社員)

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その通りです。
この問題は大きいですよ。

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◆教育には上下関係と権威が必要である、という高森先生の話に
 大いにうなずくことができた。以前、臨時教師として
 荒れた中学に務めていた時のことを思い出した。
 今思い出すと、校長・学年主任とも、教師と生徒は同じ人間で
 平等である、という理念をもっていた上に、権威とはほど遠い
 (学年主任は授業中に生徒の前で私の悪口を言っていた)
 人たちであった。幼い頃父親によくなぐられていたが、
 なぜそんなに厳しかったのか、よくわかった。

(千葉県・43歳男性・現在、無職)

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分かる人には
わかるものだな。

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◆よしりん先生が仰っていたように、体罰で権威を確立するのは
 難しいのではないかと思います。ここで思い出されるのは、
 公教育における国歌のあり方について「強制でなくね」と仰った
 陛下のお言葉です。やはり体罰も権威付けるために無理矢理
 やっても効果は薄いのではないのでしょうか。

(福島県・29歳男性・地方公務員)

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よく見抜いてるなあ。


やっぱり「ゴー宣道場」の
参加者って水準?いよ。

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◆「体罰はくさりやすい」これは名言だなと思いました。

 これからの時代に威厳や愛からの体罰は
 とてもむずかしいが、禁止にはできない
 ジレンマがなやましかったです。

(東京都・42歳男性・会社員)

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今後も考えよう。

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◆切通先生の責任転嫁が問題になっているのではというお話が
 考えさせられました。何でも法制化になるような世の中には
 したくない、私は子供いませんが深く考える内容でした。

 今日もとても楽しかったです。とてもナイーブなテーマなのに、
 先生方がところどころユーモアをいれてくれて、かつ真剣に
 考えられていて。ゴー宣道場に参加して本当によかったです。

(神奈川県・32歳女性・会社員)

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笑いながら
議論したいよね。

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◆スポーツの目的は「勝つこと」である以上、体罰をして
 勝てるのであれば目的対効果の観点から有効だと思うが、
 現実的に女子柔道は弱くなってきている以上、
 効果は薄いと思う。「勝つ」為に効果的でないのだから
 体罰は部活、スポーツの場では意味はないと思う。

 決まった解がない問題でいろいろな話を伺えたのは
 有意義だった。体罰を切り口に政治と教育が密接につながり、
 我々自身が深く考えていかなければならないことが
 あることに気付かされた。

(広島県・43歳男性・会社員)

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女子柔道の現場で
行われてる体罰を、
わしはとても肯定できない。


野蛮としか
言いようがない。

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◆今は、体罰も辞さないようなしごきであるとか、
 根性で乗り越えろといったような精神論よりも、
 合理的なトレーニングの方が上達するんじゃないかという
 お話を聞きものすごくさびしい気持ちになりました。

 私は高校で野球をやってました。練習自体が体罰じゃないか
 というぐらい厳しい練習でしたが、それは選手のほとんど
 全員が望んでることでした。特殊な世界です。
 選手の誰もが野球が大好きで、少しでも上達したいという
 情熱をもっていなければ成立しないクラブだと思います。
 誰もがいられる場所ではなく、厳しい練習に耐えられない人は
 次々とやめていきました。やめられないということは、
 ありませんでした。ただ、スポーツ推薦で入った人は
 退学しなければなりませんでしたが。

(東京都・34歳男性・会社員)

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体罰で無理を強いられて、
耐え抜く自分の根性に酔うという、
マゾ的な幸福感は
警戒した方がいいとわしは思う。


耐え抜ける者もいるが、
耐えられなくて
スポーツの楽しさを知ることが
出来ない者だって生み出す。


やめたら退学じゃあ、
無理して体罰に耐え抜くしかない。


それが事故や事件に繋がる。

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◆体罰があるから成熟が早いとは言えないという説は
 非常に面白いです。この説が正しいかどうかというより、
 体罰を本当に「罰」として理性的に与えるならば、
 その効果だって問われるべき、ということに
 気付かせてくれるデータだと思います。

(東京都・35歳女性・会社員)

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貴重な意見だったね。

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◆私の職業は自衛官ですが、道場で数名の方が思われていたほど
 部隊では体罰は行なわれていません。これは狩猟民族と同様、
 若い隊員が部隊の戦力として扱われるためだと思います。
 (確かに武器の扱いについては危険なので体罰的な指導が
 行われることはありますが、イメージほどではありません)

 そう考えると、小林師範のおっしゃっていたように、最近、
 有望なスポーツ選手が登場しているあたり、栄養環境等が
 昔と根本的に違ってきているんじゃないかという指摘は、
 真に合点がいくと思えるのです。

(神奈川県・32歳男性・自衛官)

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自衛官は発言しにくいだろうが、
体罰が行われてるかどうかは、
自衛隊の名誉に関わるから、
ちゃんと発言した方がいいよ。


旧陸軍は体罰が
日常化してたようだが、
自衛隊ではその因習は
受け継いでない
ということは重要だ。

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◆私は自分が親になるまで、人に対してものすごくおこったり、
 手を上げたりしたことがありませんでした。よそのお母さんが、
 自分の子供をおこっている所を見ると、
 「そこまでおこらなくても…」などと思っていました。
 でも、自分が親になって、初めて「教える」立場になり、
 しっかり鬼母となりました(笑)。

 人をしかったり、たたいたりするのはものすごくエネルギーの
 いることです。パワーがいります。おこったりしない方が実は
 「ラク」なのです。自分の手も心も痛めなくてすむのですから。

(千葉県・42歳女性・主婦)

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体罰をしたことに、
胸を痛めてるのなら、
子供もわかってくれるでしょう。

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◆最後の小林先生のおっしゃったことが胸にひびきました。

 体罰は何のために必要か。どんな日本人を育てるのか。

 視座がものすごい上にあるのだと思いました。

 地に足をつけ、日々をしっかりと生き、確かな実感を
 積み重ねて行くことが、私に出来ることだと思いました。
 体罰について答えを出すことはとてもむずかしい。
 考え続けること、学び続けること、反射神経を
 するどくきたえて行きたいです。

(栃木県・37歳女性・サービス業)

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それでいいんだよ。

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◆人が別の人生をもう一度やることができない以上、
 体罰の効果を検証することはできないと思うので、
 仮に体罰をもって教育するにしろ、そうでないにしろ、
 親や教師が、子どもに対して、責任を負う覚悟を
 強く持つしかないと思う。

 
 今回の道場に参加するまでは、体罰で厳しくしつければ、
 親の責任を果たせると軽く考えていたが、甘かったと感じた。
 今、生まれたばかりの子どもがいるので、
 今日のことを妻と話し、真剣に向き合おうと思う。
 参加できて非常によかった。

(東京都・31歳男性・会社員)

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いい反応してくれてるなあ。
嬉しいよ。

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アンケート回答、
第二弾があります。

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